令和7年度宮田村戦没者慰霊祭
- 天野 早人
- 2 日前
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2025年4月25日、宮田村社会福祉協議会主催の令和6年度宮田村戦没者慰霊祭に出席させていただきました。「慰霊のことば」を申し上げるとともに献花をさせていただきました。
慰霊のことば

本日ここに、ご遺族の皆さま多数ご参列のもと、宮田村戦没者慰霊祭が厳粛に執り行われるにあたり、謹んで慰霊のことばを申し上げます。
凄惨を極めた先の大戦において、ふるさと宮田村を離れ、戦渦に倒れられた二百名を超える方々のご無念に思いを馳せ、最愛の肉親を失ったご遺族のご心情を拝察いたしますと、尽きることのない深い悲しみが込み上げてまいります。
今年は、第二次世界大戦の終結から、八十年の節目を迎えることになります。しかしながら、ロシアによるウクライナへの侵攻、イスラエルとパレスチナの紛争など、今なお、国際間の武力紛争は絶えることがなく、多くの人々が犠牲となる戦争の惨禍が繰り返されています。
日本国憲法の前文にあるとおり、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを再確認し、世界平和に貢献していくことが、現代を生きるわたくしたちに課せられた大きな責務であると考えます。
戦後、宮田村は大きく発展を遂げましたが、尊い犠牲により培われたことを肝に銘じ、いつまでも幸せに暮らせる宮田村であるために、不断の努力を続けてまいります。
結びに、御霊の安らかなるご冥福と、ご遺族の皆さま方のご健勝ご多幸をお祈り申し上げ、慰霊のことばといたします。
令和七年四月二十四日
宮田村長 天野 早人
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