2015年9月議会定例会一般質問の概要報告
2015年9月10日、宮田村議会定例会本会議において一般質問に立ちました。質問と答弁の要旨を報告します。
行政運営における人材の確保と育成
●質問[宮田村として、どのような人材を求め、どのような職員像をめざして育成していくのか。そのことを受験資格のある対象者に、いかにして伝えるのか。]
○答弁(村長)[自治体業務の中心は人である。人材の確保は自治体にとって本当に重要な課題である。法令規則の遵守、公平公正の確保はもとより、基本的な業務執行能力、地域の課題をみずから見出して解決する政策形成能力が非常に求められている。わかりやすく説明すること、村民の意見、要望を十分にくみとり、連携、協働する対人能力も必要。村民から信頼される、困ったときに相談できる、頼りにされる職員であってほしい。一般企業では会社案内等の情報に合わせて、人材育成方針などを掲載しているところもある。現段階では宮田村では行っていないが、今後の大事な課題だと考える。]
●質問[多様な人材を確保することが求められているが、今後どのような取り組みをしていくのか。たとえば、職員採用試験の内容や募集方法を見直すなどの工夫が必要ではないか。]
○答弁(村長)[今、1次試験は教養試験、2次試験は面接試験を行っている。教養試験は、長野県町村会の統一試験日にあわせて一斉に実施している。問題も県町村会の統一試験問題を利用し、一般教養だけでなく、職種ごとの専門試験、職場適応など適性検査も行っている。教養試験は採点のことも踏まえ、現在のところ県町村会のものを活用せざるを得ないのではないかと思う。2次試験の面接は、個別だけでなく、集団によるもの等も検討していかなければいけないと思う。試験日程も非常に厳しいが、3次試験も将来検討する必要があると思う。]
●質問[女性の積極的な採用、障がい者への配慮や採用についてはどのような考えを持っているのか。]
○答弁(村長)[女性の方、本当に村民のために能力発揮できる方は、登用しなければいけないと思う。男女問わず優秀な方を採用していくということで進めていきたい。障がい者の採用は、マッチングする職場等がなかなか見つからないのが現実である。どうしても採用していきたいので、何とかしなければいけないと思う。]
●質問[人事評価の本格実施が迫りつつあるが、制度設計の進捗状況について、どのように捉えているか。意義あるものとするために、どんなことを重視していくのか。]
○答弁(村長)[今年12月の勤勉手当から、前期の考課結果を反映した制度を導入する。平成19年度のスタートから時間を非常に要してきたが、より有効な制度が確立できるよう今後も研究を進めていく必要がある。職員が掲げた業務目標に対し、期首と期末に面談を行い、どんな行動をとり、成果に結びつけていくのか気づきを与え、仕事ぶりや目標、成果を把握、適切な支援、助言を行うことで部下の能力を高めるとともに、やる気を引き出す中でよりよい成果に結びつけることができればと考える。職員全員が目標を達成できるよう日々努力を重ねることが大切であり、その過程、結果に対して考課、評価を行うことになる。仮に目標が達成できなかった場合も、原因要素を明らかにする中で、次期につなげていくことが重要であると考える。]
●質問[人事評価において、地域活動や社会的活動に対して多少の加点をするような項目を設ける考えはないか。]
○答弁(村長)[非常に重要なことだと思う。特に今度の村づくり基本条例でも協働の村づくりというのが非常に大きなテーマになっているところでございます。むしろ私ども職員が率先して協働の村づくりに取り組まなければいけないということでございますので、まずは範を示さなければ私はいけないんじゃないかと思っております。そういう面から、どうしても今おっしゃったことは取り入れていきたいと、そういうように思っておりますのでお願いいたします。]
●質問[人材育成基本方針は、どのように活用されてきたのか。地方公務員法が改正されたことなども踏まえ、これまでの検証と見直しが必要ではないか。]
○答弁(村長)[人材育成基本方針は、多様化、高度化する住民のニーズ、社会情勢に的確に対応していくことが求められる中、職員の資質のより一層の向上を図るため、平成19年の10月に策定した。かなりの年月が経過している。基本的事項について、大きく変える必要はないと考えるが、村民からの意見、要望事項も大変多様化しているわけで、職員の資質向上を図ることは大変重要なことであり、今後見直しを図っていくことは必要であると考える。]
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